プライドの高い医者

プライドの高い医者

大学病院に勤めていた時のことです。医者にも色々います。

いい医者も沢山いるのですが、大体にして、プライドが高く、看護師を軽く見る医者もいました

OPを終わっても、状態の思わしくない患者様もいます。癌が進行しており、OP後一時良くなったように見えたのですが、「食欲も無くなるし、だんだん悪くなっていく感じがする。内科で見てもらいたい。」と希望したので、その旨を主治医に伝えると、「なんで看護師が、そんなことを言うんだ。」と馬鹿にしたように言いました。

とても悔しく情けない思いをしました。もち論、私も、内科に見てもらっても、どうにもならないということは分かっていました。でも、何故、ターミナル期を迎えている患者様に、気休めでも、患者様の希望を聞いてあげないのだろうと思いました。教授の許可なく、内科紹介などしたら、教授に何を言われるか分からないと思ったのでしょう。

それなら、教授回診の時に希望を言うようにアドバイスをすればよかったのです。
その患者様は主治医にも、言いましたが、あっさり断られて、内科受診をあきらめて、やがて、なくなりました。今は分かりませんが、私が勤めていた時は、看護師は採血や、静脈注射はしませんでした。私が処置についた時、静脈注射をするように言うのです。

「看護師は、静脈注射をしません、先生がしてください。」と言うと、「医者の命令が聞けないのか。」と、偉そうに言うのです。その時私は思いました。

【看護師は、医者の指示は聞くけれど、命令は受けない。看護師に命令できるのは、直属上司だけであり、たとえ、教授といえども、看護師には命令する権限はないのだ】と、そのことを言いたかったのですが、とてもいう勇気がなく、また、患者様の前で口論するわけにもいかないので、婦長に言いました。

結局、私に変わって婦長が処置につきました。婦長には聞きませんでしたが、婦長が、静脈注射をしたのだと思います。

夜勤の時にこんなとこともありました。患者様が苦痛を訴えて、依然服用した薬を希望しました。その薬は、主治医が処方したものでした。当直医にそのことを告げると、「看護師が、医者に薬の指示を出すのか」とえらい剣幕で言いました。別に、指示を出したわけではなく、患者様の希望を伝えただけなのにです。

その時の当直医は、講師の立場であり、プライドを傷つけられたと思ったのか、単に、夜中に起こされて機嫌が悪かっただけだったのかは、分かりません。結局、同じ作用のある別の薬を出してくれました。普段は講師らしい風格があり、良い医者と思っていたので、余計、傷つきました。

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